作業をしている時だって、ワンポイントの小物を使っておしゃれがしたいものです。帽子は、被るだけでおしゃれ感を出せますし、全体の印象も変わります。また、機能によっては作業の効率を上げる役割もあるため慎重に選びたいものです。

ここでは、作業服に似合うおすすめの帽子の種類について紹介します。様々なタイプから、自分に似合う1点が見つかる可能性があります。

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キャスケットでおしゃれに小顔効果

キャスケットというのは、ハンチング帽の一種で、複数の生地にひさしがついたものをいいます。てっぺんにボリュームがあるので、小顔効果があります。男女問わず被ることができますし、あらゆる作業服にも合わせやすいためおすすめです。

ですが、キャスケットを被るときには選び方が大切です。顔立ちによっては、似合わない可能性もあります。丸顔の場合は、ボリューム感がたっぷりあることが大切ですが、面長の人の場合は、ボリュームがありすぎると、余計に顔が長く見えてしまうことがあります。

面長の人は、ボリュームが少ないタイプのものを選びましょう。また、キャスケット選びでは素材について知ることも大切です。フェルトやウールのような生地は、見た目も柔らかく暖かいのですが、暑いと蒸れの原因になってしまいます。

キャンバス生地のような、季節を問わず被れる素材にすると、1年を通して快適に過ごせます。キャスケットは、ただ被るだけでも可愛いですし、少し後ろに傾けて被るとおしゃれさがアップします。

ジェットキャップで引き締め効果

前面に1枚、左右に1枚ずつ、上部に2枚のパネルで作られたジェットキャップは、全体的に引き締め効果があるため、体型が気になる人にもおすすめしたい帽子です。素材やカラーが豊富なので、作業服に合わせて選びやすく、カジュアルな印象もあるためおしゃれさを演出できます。

ですが、ジェットキャップは子供っぽく見えがちなので、被りかたに気をつけましょう。多くの人で間違いやすいのが、深めに被ることです。深めに被ると、どこか幼く見えてしまうため、被るときにはやや浅めに被ることがおすすめです。

また、つばの部分が気になるというときには、つばを後ろに向けて被ると、視界を遮ることがありませんし、個性的なおしゃれが可能です。また、ビッグサイズの作業服だとバランスがうまくとれないため、やや細身のタイプを選ぶことも大切です。

なかには、撥水効果や抗菌効果があるものもあるため、作業する場所によって効果的なものを選ぶといいでしょう。

マリンキャップで洗練されたおしゃれを演出

他のキャップにはない、洗練されたおしゃれさを演出したいときにおすすめなのがマリンキャップです。かつて、フランスの漁師達が好んで被っていたことから名付けられたこの帽子は、てっぺんが平らになっていることが特徴で、シルエットがとても印象的です。

作業着というと、地味なイメージが強い人もいるかもしれませんが、マリンキャップ1つで雰囲気が変わって見えます。基本的にマリンキャップは、浅く被っても深く被っても似合うのですが、浅めに被ると頭がやや大きく見えてしまいます。

頭のサイズが大きい人は、やや深めに被るようにするといいでしょう。また、男らしさを出したいというときには、前髪を収めて被るとワイルドな顔立ちになりますし、やや斜めに被るとフェミニンな印象になります。また、女性で髪が長いときには耳に髪をかけたり、後ろで1つに束ねると顔立ちがスッキリとして見えます。

ワークキャップでナチュラルなおしゃれ

作業服に似合う帽子というと、ワークキャップが浮かぶという人もいるでしょう。かつて、レイルロードキャップと呼ばれていたことからわかるように、鉄道員が被り、耐久性もあるため繰り返し洗濯できるのが特徴です。

その魅力は、なんといってもナチュラルにおしゃれができるということです。また、他の帽子だと顔や頭の形で似合う似合わないということがありますが、ワークキャップにはそれがありません。万人に似合いやすいデザインなので、おしゃれに自信がないという人にもおすすめです。

種類によっては、肉厚なものやデニム生地のものなど様々あるので、自分好みの一品を探してみるのもいいでしょう。ワークキャップの基本的な被りかたは、後ろを深く被るというものですが、個性を出したいというときには、浅めに被ったり斜めに被るという選択肢もあります。

シンプルななかにもアレンジがしやすい帽子なので、おしゃれを楽しみたいという人にはピッタリです。

ベレー帽でキュートさを演出

柔らかくて丸みのあるベレー帽は、男女問わず人気が高いです。顔の雰囲気も優しく見えるので、接客業をしている人にはピッタリな帽子といえるでしょう。被りかたのバリエーションも豊富なので、様々なおしゃれを楽しむことができます。

ベレー帽というと、斜めに被るという印象があるかもしれませんが、被りかたに気をつけないと、幼く見えることがあります。前髪を収めてまっすぐ被ると、スタイリッシュな雰囲気になりますし、フワッと頭に乗せるように被ると可愛らしさを強調できます。

ベレー帽に使われる素材の多くは、フェルトやニットが使われていることが多く、秋冬に被るものと考える人もいるでしょうが、コットンやポリエステルのものを使うことで、夏の作業着にもピッタリです。

ベースボールキャップで親しみやすさアップ

前方につばがついたベースボールキャップは、幼い頃から見慣れている人も多いため、親しみやすい印象を与えることができます。ですが、選び方によっては子供っぽかったり、顔が大きく見えることもあるため注意が必要です。

まず、つばの形に注目することが大切です。ベースボールキャップだからといって、すべて同じではありません。短いとカジュアルさはアップしますが、おしゃれなコーデには不向きといえるでしょう。つばがやや長めの方が、カジュアルななかにも大人っぽさが演出できます。

また、少しカーブを描いているタイプの方がスタイリッシュな雰囲気に見えます。深めに被ると顔の輪郭がシャープに見えますし、浅く被ると活発的になります。ベースボールキャップを作業服のコーデに取り入れるときには、被ったときのイメージを考えると選びやすいでしょう。

作業服に合う帽子を選ぶときのポイント

帽子の種類は様々あるので、選ぶときに迷ってしまうという人もいるでしょう。大切なのは、それぞれの種類の形状を確認して自分に合うかどうかを確認することです。

丸顔の人は深めに被るタイプの帽子が似合いますし、面長の人はトップのボリュームが少ないタイプのものを選ぶことです。

また、素材や機能などから作業にあった帽子を選ぶのもいいでしょう。